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イベント

【2/23】 IAMASイノベーション工房 第2回 「建築情報学 - 建築をデジタル技術による広がりの先に再定義する」を開催します

不安定で、不確実で、複雑で、曖昧だといわれる21世紀においては様々な変化が起きています。例えば、電気自動車や自動運転へのシフトが予想される10年後、20年後には、設計から製造、流通までの広範囲に亘る、かなり大きな変化が起きるでしょう。絶えず変化し続ける世界においては、既存事業の継続的な改善とイノベーションの両輪が必要です。イノベーションとは、新しい製品やサービスを市場に投入して新たな顧客を創出し、経済活動を活性化することです。イノベーションは過去のデータからの予測が困難で成功確率も低いとされています。しかしながら、成功する確率を上げる(あるいは失敗する確率を下げる)方法はいくつかあります。そのひとつが、どんな変化が起きているのかを知り、体験し、それらを積み上げて自らの経験にすることです。

1996 年に開学した本学は、アート、デザイン、工学、建築、社会学など多様な分野から様々なスキルや視点、経験を持つ教員と学生が集まり、IoTをはじめとする最先端のテクノロジーの可能性と課題を表現することにプロジェクトベースで取り組んできました。その活動により、国内外で最先端の活動に取り組む組織や個人とのネットワークが醸成されました。実験的に開催するこのシリーズにおいては、本学がコアとなり、最先端の活動を行っている人々のレクチャーを聴き、知識を深め、議論する場を提供します。第1回は、デジタル製造業の要となるツールを多数擁するオートデスク株式会社から2名の専門家を招き、「デジタル製造業」をテーマに開催しました。

第2回は、建築をデジタル技術による広がりの先に再定義するための理解や技術の体系「建築情報学」を提唱する中心人物の一人、豊田啓介さんをお招きして開催します。豊田さんは、建築におけるデジタルによる設計と製造を、教育と実務の両面から推進することに継続的に取り組んでこられた先駆者です。最先端の建築においては、CADやBIMにくわえて一部では時に「AI」と呼ばれる機械学習なども取り入れられ始めるなど、分野を横断してデジタル技術が活用されています。意匠、構造、環境、材料といった領域に分割された従来の体系ではなく、こうした現実に対応した総合的な体系をつくることで再定義しようとする現在進行形の取り組みを知り、その可能性について議論しましょう。

※同会場で「IAMAS 2018 第16期生修了研究発表会?プロジェクト研究発表会」を開催しています。併せてご覧ください。