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専門科目

メディア表現特論A(環境)

1990年代初頭にあらわれた「メディア?アート」と呼ばれる表現は、情報技術の更新をいち早く取り込み、諸領域を横断し、新旧のメディアをかつてない方法で連結するだけでなく新たなメディアを発明するなど、そのあり方自体が既存のフレームを逸脱していく運動としてとらえることができます。ソーシャルメディアに代表されるコミュニケーション、自然災害や環境?エネルギ―問題、メディアを介した見世物的な催しやそれへの過度な依存など、あらゆる日常が非日常と境界線を持たなくなった現在において、メディア表現のもつ意味や可能性をあらためて検討することが必要となっています。それは同時に人間存在や世界との関わりを再検討することにもなるでしょう。授業では毎回、担当する教員がそれぞれの視点からテーマに沿った事例を挙げ、問題提起および分析、考察を行います。授業の形式としては講義とともに一部は体験を重視した実習的内容を含みます。また3人の教員による対話の機会を設けることで、問題の共有と相互触発を活性化します。

講義形態

講義とディスカッション、簡単な課題制作

講義計画?項目
  • 第1回(9/20 全担当教員)オープニング
  • 第2回(9/20 赤松)モビリティの歴史的変遷
  • 第3回(9/20 赤松)モビリティの社会的戦略
  • 第4回(9/30 前林)インタラクションとフレーム問題
  • 第5回(9/30 前林)「感覚」をつくるための「技術」
  • 第6回(10/7 小林)技術がもたらす影響
  • 第7回(10/7 小林)技術との距離感
  • 第8回(10/21 赤松)リアリティの認知的変容
  • 第9回(10/21 赤松)リアリティの身体的転回
  • 第10回(11/18 前林)場所?感覚?メディア
  • 第11回(11/18前林)3つの「S」(スペクタクル?シミュラークル?シミュレーション)
  • 第12回(11/22 小林)見学(距離感を掴むための実践)
  • 第13回(11/22 小林)体験(人力と機械)
  • 第14回(11/25 全担当教員)課題発表?講評
  • 第15回(11/25 全担当教員)クロージング
教科書?参考書等

『モビリティーズ』ジョン?アーリ(2007)
『第四の革命』ルチアーノ?フロリディ(2014)
『ユーザー?イリュージョン』トールノーレット?ランダーシュ
『デカルトからベイトソンへ』モリス?バーマン
『生きていること』ティム?インゴルド
『ポスト?ヒューマン誕生』レイ?カーツワイル(2005)
『適正技術と代替社会』田中 直(2012)

綜合科目 綜合学1(総論)?2(展開)?3(各論)
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専門科目 メディア表現特論B(応答)